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印刷方法とは《その3》凸版印刷

 凸版印刷は、凹凸をつけた版の凸部にインクをつけて紙に転写する方法です。日常生活でも使う印鑑や、学校の美術の時間で作成した版画などと同じ原理でおこなう印刷方式で、現在は少なくなりましたが名刺や新聞などの活版印刷などが凸版印刷にあたります。

版は、製版フィルムから感光性の樹脂版に焼き付ける樹脂凸版や、亜鉛や銅の金属を腐食させて作る活版などがあります。現在は樹脂凸版が主流であり、柔軟性と強度を持っている為、大量の印刷が可能です。

凸版印刷は、凸部が画線部である為、絵柄の境界にはマージナルゾーンというインキの濃い部分が出る為、文字や線の輪郭が鮮明で、力強い印刷が出来ます。

弊社では凸版印刷方式を、医薬品・化粧品向けのシールラベル・プラスチックフィルムに採用しています。

また、その他の凸版印刷方式としては、フレキシブルな樹脂やゴムを版材とする「フレキソ印刷」などの種類があります。

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